競売物件を初めて考える方の代表的な質問6

【11】所有者が居住権を主張して、立退かない場合が心配です。

所有者が居住権を主張して、居座る事はできません。

業者は、所有者居住物件は、一番簡単な範疇に分類します。

居住する所有者は、落札者に、物件を空け渡す義務があります。

大抵は、立ち退いています。

200人に1人位の割(?)で、立ち退くのは嫌だ、という非常識な所有者がいます。

その場合は「強制執行」という手段があります。

しかし、エンドユーザーの方には、結構重荷です。

大切なのは、入札する前に、常識人かどうかを見極めておくことです。

大雑把ですが、見極める手段はないことはありません。

【12】空家の残置物は、鍵を開けて勝手に処分しても良いですか?

裁判所は、不動産を競売手続で売却しましたが、家財等は売却していません。

勝手に鍵を開けて残置物を処分しますと、

あとでトラブル(損害賠償請求)が起こるかもしれません。

まあ、確率は非常に低いです。

しかし、思い出の品を勝手に処分した、として、

300万以上の賠償を命じた判決が数年前にでています。

裁判所を通じて、正式な手続(強制執行)を経て、

残置物を処分して、引渡しを受けていれば、

あとで、損害賠償を求められても、

それは、買受人には関係なく、裁判所(国)の責任です。

空家だから、と安心せずに、できれば、専門家等に相談される事をお奨め致します。

又、誰かが入って来られては大変、と鍵だけ換えた場合はどうでしょう。

それが判明しますと、強制執行はできなくなります。

ご心配でも、勝手な行動は気をつけましょう。

【13】任意売却って、どのようなことですか。

競売にかかった、或はかかりそうな物件を、所有者が任意に売却することです。

所有者、共有者、各債権者の同意を必要とします。

専門業者が、所有者を説得、債権者と交渉して、任意売却にもっていっています。